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【イベントレポート】総合治水ってなに?現地視察会を取材しました!魅力発信<第十四弾>

\かわたび北海道×北海道カメラ女子の会の取り組み~第十四弾~/

「総合治水」という言葉を聞いたことはありますか?
総合治水は水害から街を守るために、とても大切な取り組みです。

札幌市北部および石狩市にまたがる伏籠川などの流域は、低平地かつ市街化が進んだことでたびたび洪水被害に見舞われてきました。
そのため、明治時代から石狩川の治水の基礎が築かれた歴史もあります。さらに、昭和55年からは総合治水にも取り組んできました。

今回は防災・減災の取り組みを取材するべく、6月22日(土)に開催された「総合治水推進週間現地視察会」へ、北海道カメラ女子の会のメンバーが参加しました!

私たちの暮らしの身近にある総合治水の取り組みを、視察会の様子と共にご覧ください。

「総合治水」とは?

総合治水は、水害から街を守るための ためる・そなえる・ながす 取り組みです。

北海道内には、本流の長さや流域面積から日本三大河川といわれる石狩川を始め、いくつもの川が身近にあります。
住民の暮らしを守るため、北海道開発局や北海道、札幌市、石狩市では、札幌市北部および石狩市にまたがる伏籠川などにおいて、昭和55年から総合治水に取り組んできました。

▼伏籠川などの流域における治水の歴史はこちらから

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パネル展示&現地視察会について

2024年5月15日~21日の総合治水推進週間にあわせて、北海道開発局と北海道、札幌市、石狩市の連携で、パネル展と現地視察会が実施されました。

身近にある総合治水対策などの取り組みを多くの方に伝え、防災・減災意識の向上に繋げることが目的です。


▼パネル展示の開催日および会場

  • 期間①:2024年年5月10日(金)~27日(月)
     @ 一般国道230号公共地下歩道(北1条地下駐車場となり)
  • 期間②:2024年5月15日(水)~21日(火)
     @札幌地下街オーロラコーナー
  • 期間③:2024年5月7日(火)~10日(金)
     @石狩市役所1Fロビー

▼現地視察会
川の博物館や望月寒川放水路など、総合治水施設の現地視察

  • 開催日:2024年6月22日(土)
  • 開催時間:9:00~ 16:00(小雨決行)
  • 見学場所:川の博物館(弁天丸乗船)、望月寒川放水路 など
  • 参加人数:小学校4年生から6年生の子どもたちと保護者 合計35名

*北海道カメラ女子の会メンバーは、6月22日(土)に開催された現地視察会に参加しました。


現地視察会に参加しました!

2024年6月22日(土)に開催された現地視察会では、総合治水に関連した施設をめぐり、具体的な取り組みについてお話を伺いました。

川の博物館

川の博物館は、石狩川の歴史を紹介する治水資料館です。
資料閲覧ゾーンやものしり体験ゾーン、石狩川と治水の歴史ゾーン、川の学習ゾーン、休憩・視聴覚ゾーンがあります。
楽しみながら歴史・防災学習をおこなえる施設です。

当日は、石狩川の性質や総合治水対策のためにおこなわれた工事、そして昔と比べて川がどのように変化してきたのかなど、詳しく説明してもらいました。

弁天丸&屯田西公園貯留施設

弁天丸は、川の流れや水質を調査するとともに、水辺環境の把握をおこなうための調査船。
実際に乗船して、動いているエンジンを見たり、操船を間近で見たりしました。

屯田西公園貯留施設は、雨水を一時的にためて、川があふれるのを防ぐための施設です。
コンクリートで雨水がしみこまず、行き場のなくなった水が一度に川へ流れ込むのを防ぎます。
工事期間や費用なども、クイズ形式で教えていただきました。

望月寒川放水路&雁来排水機場

望月寒川放水路の見学では、住宅地の地下にある放水路トンネルの中でお話を聞きました。
長靴に履き替えヘルメットをかぶり、トンネル内を見学できるのは貴重な体験です。

雁来排水機場は、大雨などで街に溜まった水をポンプを用いて強制的に街から川へ流すための施設。
どのように排水がおこなわれるのかを学びました。

まとめ

今回は、水害から街を守る総合治水の取り組みを「総合治水推進週間現地視察会」の体験レポートをもとにお伝えしました。

視察した施設や取り組みが総合的に作用することで、流域の ためる・そなえる・ながす 機能となり、私たちの暮らしを守ることに繋がっていると分かりました!

参加したメンバーに、今回の体験で印象に残ったことを聞くと…
・今の家に住むときに両親から以前洪水の被害のあった地域ということは聞いていたのですが、どのような対策が行われていたかなども全く知らず、今回参加させていただいたおかげでとても分かりやすく知ることができました。
・普段入れないような場所を見学できたのは、貴重な体験でした。
など、新たな学びや体験があったとの声が挙がりました!

ぜひ皆さんも、札幌市北部および石狩市にまたがる伏籠川をはじめ、自分の住む地域の総合治水対策に目を向けてみてはいかがでしょうか?

北海道カメラ女子の会でも引き続き、川に関わるさまざまなイベントやツアーを取材していきます!

● 前回までのツアーについてはこちら

第一弾:空知川川下り体験&炭鉄港施設の見学ツアーに参加!
第二弾:石狩川クルーズ&川の博物館ツアーに参加!
第三弾:定山渓ダムでアイスカルーセルを体験!
第四弾:三笠ラフティングツアー&野外博物館ツアーに参加!
第五弾:CHITOSE RIVER CITY PROJECT 2022に参加!
第六弾:石狩川ひつじまつりに参加!
第七弾:開発局調査船「弁天丸」&江別河川防災ステーション見学ツアーに参加!
第八弾:新桂沢ダム・三笠ぽんべつダム見学会に参加!
第九弾:冬のオアシスパークでアイスカルーセルを体験!
第十弾:セミナー「石狩川の治水を学ぶ」に潜入取材!
第十一弾:茨戸川周辺を巡る、見学学習に潜入取材!
第十二弾:石狩川の川下り体験&夏の夕べ in 砂川遊水地に参加!
第十三弾:すながわ冬まつり in 砂川遊水地に参加!

【オンライン版】そらちワーケーションガイド2021

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