【イベントレポート】開発局調査船「弁天丸」&江別河川防災ステーション見学ツアーに参加!魅力発信<第七弾>
\川の楽しさ&魅力を発信~第七弾~/
皆さんは、石狩川が現在の姿になるまでに経験してきたさまざまな出来事をご存知でしょうか?
多くの支流と合流しながら日本海に注ぐ石狩川は、昔から北海道の大地や人々に豊かな潤いをもたらしています。
その一方で、洪水による甚大な水害も多く経験してきました。
今回は、石狩川の治水の歴史と魅力を皆さんにお伝えすべく、開発局調査船「弁天丸」&江別河川防災ステーション見学ツアーに北海道カメラ女子の会のメンバーが参加しました!
深い歴史のある石狩川の写真とともに、参加者の体験レポートをお届けします。
イベントについて
▼開発局調査船「弁天丸」&江別河川防災ステーション見学ツアー
①江別周辺の地形を知ろう
②弁天丸で石狩川ツアー
③防災ステーション見学
以上の3部構成によるツアーで、石狩川を満喫してきました。
■開催日時:10月6日(木)10:00~12:30
■開催場所:江別河川防災ステーション
江別周辺の地形を知ろう
まずは、石狩川振興財団・佐々木さんから、江別周辺の地形についてレクチャーを受けました。
曲がりくねった江別の石狩川には角度が90度にも曲がっている部分があったため、商業が発展した一方で洪水による水害にも多く遭い、大変な経験をしてきました。
そのため、石狩川では、数多くの捷水路工事を行い、流水を早く流すことにより河川の水位を下げるとともに、周辺の地下水位も下げ、農耕が可能となりました。
ジオラマで見ると、川が大きく湾曲していることがよくわかります。
いただいた遊水地カードでは、裏にあるQRコードから治水対策の情報を見ることができました。
弁天丸で石狩川ツアー
周辺地域についての知識を蓄えたあとは、開発局調査船「弁天丸」に乗船しての石狩川ツアーへ繰り出しました。
弁天丸も安定していて、外での観察も捗ります。
天気も良かったため、景色がとても綺麗!
上から見下ろすばかりだった石狩川を水面近くから見て、改めてその大きさを実感する一同。
支流である千歳川が石狩川に合流する場所では、それぞれの川の色がはっきり違うことに驚きました!
その他にも、川側から見る王子製紙の工場や船の内部など、普段は見られない景色を堪能することができました。
防災ステーション見学
その後は、江別の河川の安全を守る「江別河川防災ステーション」を見学しました。
施設内はもちろん、周辺も災害に備えた仕様になっている防災ステーション。
ここでは、石狩川の舟運に貢献した「上川丸」やジオラマの展示を見ながら、今までの洪水やその後の治水事業など、江別と川の歴史・水害対策について学ぶことができます。
内陸部の発展に大活躍した上川丸。両側の車輪を動かして進んでいたそうです。
佐々木さんの解説と繊細なジオラマに興味津々のメンバーたち。
防災ステーションには水害を防ぐために多くのものが備蓄され、すぐに使用できるように整備されていました。
実際に使用されたことは今までないそうで、これまでの治水事業のおかげだなと感じます。
まとめ
今回の体験でメンバーから寄せられた声としては他にも、
・想像の倍ほどあった石狩川の大きさ(長さ・流域面積)に驚いた。
・屋上から見えた洪水水位表示の高さに驚きと恐ろしさを感じた。
などがあり、学びや気付きが多くあったようです。
石狩川を知ることで、石狩川をもっと好きになることができたと語るメンバーも。
石狩川について知識を深めると同時に、防災についても再度認識を改めることができた1日となりました。
● 前回までのツアーについてはこちら
◆第一弾:空知川川下り体験&炭鉄港施設の見学ツアーに参加!
◆第二弾:石狩川クルーズ&川の博物館ツアーに参加!
◆第三弾:定山渓ダムでアイスカルーセルを体験!
◆第四弾:三笠ラフティングツアー&野外博物館ツアーに参加!
◆第五弾:CHITOSE RIVER CITY PROJECT 2022に参加!
◆第六弾:石狩川ひつじまつりに参加!