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【とんがり・わたしのまち通信】vol.13 未来へ続く緑の歴史と大きな祭

【とんがり・わたしのまち通信】

えりも岬とんがりロード観光協議会と北海道カメラ女子の会は2019年度から地域の魅力発信プロジェクトとして、
浦河町・様似町・えりも町・広尾町・四町の魅力を等身大の言葉と写真で発信しています。

地元のカメラ女子で結成した「チームとんがり」

四町在住の23名の女性が、自分の住む町を再発見しながら、写真を撮り続けています。
そんなチームとんがりのメンバーが「とんがり・わたしのまち通信」をリレー形式でお送りします。

10回目からは、メンバーがみなさんにおすすめしたい「人・モノ・こと」をご紹介します。

vol.13 えりも町
未来へ続く緑の歴史と大きな祭

えりも町といえば、北海道南部に位置する風極の地、襟裳岬が有名です。
えりも岬を訪れた時に知ってほしいこと、そして秋のお祭りを紹介します。

①えりも緑化

かつては、えりも岬地区には、豊かな森林がありました。

しかし、明治時代以降、入植者により燃料として木は伐採されるようになったのです。
さらに家畜の過放牧やバッタの飛来により、荒れ果て、いつしか「えりも砂漠」と呼ばれるようになりました。

▶ゴタをリヤカーで運び、割付けをしている様子

風速10メートル以上の風が年間260日以上吹く襟裳岬。
強風が吹くと土が海に飛ばされて濁り、昆布や魚が獲れなくなったといいます。

そこで、昭和28年から本格的な緑化事業が始まり約70年の月日を経て、現在の姿になり、海にも昆布や魚が戻りました。
黒松の植樹から始まり、今は元の植生へ戻すために広葉樹の植樹を進めています。

▶岬に住む人々自身の手で実施された事業だけに、住民の『緑』に対する理解はひとしお

この緑化事業は、海外からも注目されており、毎年視察者が訪れます。
また、平成18年には、天皇陛下もいらっしゃり緑化について詩を残されました。
えりも緑化の歴史は、近いうち映画化される予定です。

展望台からみる景色は、青い海と緑がとてもきれいです。

②襟裳神社秋季例大祭

毎年秋に行われる襟裳神社秋季例大祭は、地域全体で1日中行われる大イベント。
田舎ならではの祭典です。

宵宮には、演芸が行われ、最後を飾るのは、伝統芸能「襟裳神楽」。

この襟裳神楽は、襟裳岬を航海する船の安全と豊漁を祈願する踊りで、襟裳神社の例大祭に奉納されます。
太鼓、笛、かねのリズムに合わせ踊る獅子、ひょっとこが特徴的です。

襟裳神楽は、親から子、子から孫へと伝承されていて、今では、えりも岬小学校の児童による「少年神楽」もあります。

本祭は、朝から地域住民が襟裳岬を歩き、午後からは、砂浜におり神輿を担いだまま海へ。
その光景は、とても感動的です。

そんな美しく、迫力あるお祭りを一度は観に来てください。

Spot Information

①襟裳岬
 場所:幌泉郡えりも町えりも岬
 ※百人浜からえりも岬にかけての道路脇のクロマツ林が植林地です。
②襟裳神社
 場所:幌泉郡えりも町えりも岬170-9

サイトなど

■えりも町HP(観光ナビ)
 ⇒https://www.town.erimo.lg.jp/kankou/pages/k9mfea0000000bnv.html

写真・文章担当

HITOMI.Y (えりも町/チームとんがり)

生まれも育ちもえりも町の私は、えりもで働く漁師さんたちや日高山脈襟裳国定公園の動植物、子供達のスポーツなどを主に撮影しています。
エメラルドグリーンに輝くハートレイク「豊似湖」があり、とんがりロードの1番とんがってるえりも町です。
新鮮な海産物など、海の幸、山の幸も紹介したいと思っております。
体力には自信があるので軽快なフットワークで素敵な瞬間を発信していきます。

GoogleMapでも「とんがり・わたしのまち通信」として位置情報公開中!

チームとんがりメンバーの「とんがり・わたしのまち通信」は、
10月第3週目まで毎週発信予定。
これから定期的に更新していきますので、ぜひお楽しみに!
まとめてご覧いただくのはコチラ

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